デジカメのカタログを見ると、明るい場所でのオートフォーカスの速さを競っていますが、ピントを合わせやすい被写体に対して合わせる時間が例えば0.1秒から0.01秒まで10分の1になることよりも、実際に使うときは速さよりも暗い場所や小さい被写体にもちゃんとピントが合うことの方がもっと大事です。
デジカメのオートフォーカスは、ピントが合いやすい順に「位相差AF」「像面位相差AF」「コントラストAF」の三種類があります。
位相差AFが最もピントが合いやすいのですが、一眼レフだけしか使えません。一眼レフでも動画を撮るときには位相差AFを使えないのでコントラストAFになります。
コンデジやミラーレス一眼、それにスマホの殆どはコントラストAFで、一部の機種だけが像面位相差AFとコントラストAFの併用です。
一眼レフは大きくて旅行には邪魔になることがあるので、像面位相差AFやコントラストAFではどれくらいピントが合うかどうかを、ピントが合いにくいイルミネーションで試してみました。
まずは普通のコントラストAFのCanon PowerShot G7X
イルミネーションはコントラストAFではピントを合わせづらいです。
次は、コントラストAFの中では一番ピント合わせが速いと言われているPanasonic Lumix LX100
ピントを合わせやすい場面では速いのですが、イルミネーションには合わせにくいです。
像面位相差AFのSony α6000
ピントが正確ですし、合わせるのも速いです。
ただ、ブログに載せるために縮小すると、ピンボケの方がイルミネーションの光が大きく写って綺麗ですね。ピントがちゃんとあってるα6000の写真の方が寂しく感じます。
でも画像をクリックして拡大すると、ピンボケ写真はやっぱり残念です。
α6000でも、一眼レフと比べたらピントが合いにくいので、α6000を使うのは一眼レフが大きくて持ち運びにくい時だけです。
なのでα6000には一番小さなレンズを着けています。大きなレンズを着けるくらいなら最初から一眼レフを使うので。
最後に位相差AFの一眼レフD7100
持って行けるならこれが一番いいです。でも大きくて重たいです。
スマートフォンのカメラは、小さいので画質はコンデジに負けるはずですが、小さいのでピントが合う幅が広く、ピンボケになりにくいです。
どんなに画質の良いカメラでも、ピンボケになったら意味ないので、像面位相差AFの使えないコンデジ使うくらいなら最初からスマホで撮ったほうが良いと思います。
ズームで拡大すると、スマホはボケてきますので、コンデジの方が向いています。
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