2013-10-27

DxO Optics Pro 9

愛用しているデジカメ現像ソフトDxO Optics ProがVer9にバージョンアップしました。
今回のバージョンはPRIMEというノイズリダクションが特徴ですので、先週DxO Smart Lightingを使った画像をDxO 9を使って処理してみました。

DxO 8で処理した画像

DxO 9で処理した画像

バージョンが違うと現像のパラメータの自動設定での値も異なりますので、ノイズ以外も違いがあります。
ノイズリダクションの違いを見るために、バージョンを9に揃えて左上で等倍で切り出してみます。
ノイズリダクションのパラメータは、輝度は0、それ以外は自動です。
輝度も自動にすると、高感度では塗り絵のようになります。
塗り絵のような感じを避けるには輝度のパラメータを20以下にした方が良いです。

従来のノイズリダクション

PRIMEノイズリダクション

細部を塗りつぶすというより、ノイズの粒を小さくしている感じです。
このように粒の小さなノイズだと、画像全体を表示させるために縮小する時には消えてしまいます。

Nikon D5200でISO6400で撮った写真にPRIMEを使ってみました。
風があったので被写体ぶれを防ぐためにシャッター速度を1/500秒まで上げました。

とてもISO6400のような高感度で撮ったようには見えません。
これなら遠慮なく感度を上げて被写体ぶれを防ぐことができます。

その代償としてPRIMEを使うと処理時間が非常に長くなります。
最低感度で撮ったノイズが少ない写真でもPRIMEを使わない場合の5倍くらいかかり、最高感度で撮ると、暗くてノイズが多い部分の割合にも依りますが10倍~20倍もの時間がかかりますので、現像パラメータの最適値を探すために色々試しているときには使えません。
最適値を見つけた後で、寝ている間に一括処理をかけるように使えばよいでしょう。

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