2012-07-30

ThinkPad T430s

気づいたことを書き足していたら長くなったので要点をまとめると
  • アイソレーションキーボードのキータッチは悪くない、というか、好みにも依りますが従来のより良い感じ。
  • 6列レイアウトへの変更は、慣れるまで目でキーを探すことはありますが、慣れてしまえば問題なし。
    Back space, Delete, Home, End, PgUp, PgDnの全てが専用キーになっているのは使い易いです。
    言い換えると、この中のどれかがFnキーを使って他のキーとの兼用になったら、ThinkPadを買うの止めます。
    戻る, 進むのキーが無くなったことは残念ですが、私は以前からタッチパッドは使っていなかったので、タッチパッド下の二つのボタンを戻る、進むに割り当てました。
  • Dolby Home Theaterの音は悪くない。
    Tシリーズは、音を良くするために大きくなるくらいなら音が悪くて構わないから小さく軽くすべきで、Dolby無しだと音は確認用であって観賞用ではありません。
    でもDolbyをオンにしたら、ちゃんと観賞に耐える音になります。
    初期状態だと、映画用、音楽用に追加エフェクトが入っています。追加エフェクトは好みで切って構いませんが、Dolbyそのものをオフにすると途端に貧相になります。
    勿論、元々スピーカー用のスペースが大きい機種と比べれば、貧相なのをエフェクトで誤魔化していることは分かるのですが、Tシリーズにとっては音質より小ささ、軽さが優先です。
  • マイクロSSDのコストパフォーマンスは良い。
    ハードディスクだと遅い、SSDだと高くて容量が少ないのですが、ハードディスク+32GBのマイクロSSDにして、マイクロSSDにWindowsを入れれば、Windowsをハードディスクに入れるより速く、SSDだけにするより安いし容量も多いです。
  • 最近ではOSのインストール時と、DVDを見る時しかDVDドライブを使いません。CDはメディアプレーヤーに取り込みますし。普段の持ち運びでは、DVDドライブを外してカバーをつけておけば110g軽くなります。
ThinkPad Tシリーズの現行製品T430/T530は、通常のハードディスクに加えて、マイクロハードディスクを内蔵することが出来ます。

マイクロハードディスクと言ってますが実際はSSDです。
何のために使うのかな?と思ったら

ということですので、SSDをハードディスクのキャッシュとして使うIntel Smart Response Technologyのためかな?と思います。
ところがT430sのセットアップ画面を見ると、ハードディスクをRAIDとして使う設定はありません。Intel Smart Response TechnologyはRAIDで使う筈なのですが。
セットアップ画面を見るとどうやら休止状態の切り替えが速くなるIntel Rapid Start Technologyのために使われているようです。実際、普通に使っている限り、Intel Smart Response Technologyのおかげで速くなったとは感じません。
休止状態は殆ど使わないのでIntel Rapid Start Technologyのためにこの32GBのSSDを使うのは勿体ないです。Windowsのライセンスは、MSDNアカデミックアライアンスのがあるので、このドライブにWindowsをインストールしたら、ハードディスクにインストールしている時よりうんと速くなりました。

クリーンインストール直後にデバイスマネージャを見ると?マークが沢山あります。元々のハードディスクの\SWTOOLS\readyapps\tvsuに入っているSystemUpdateを使うと殆どのドライバー、ユーティリティがインストールされます。
インターネットが使えないとSystemUpdateも使えませんので、\SWTOOLS\DRIVERSからインストールして、SystemUpdateを実行します。
これでインストールされずに?で残るのはカードリーダーだけです。
ユーティリティも、HDDプロテクションと指紋リーダーはインストールされます。
ホットキーが入りませんので\SWTOOLS\DRIVERS\HOTKEYからインストールします。
カメラを使うには\SWTOOLS\readyapps\tcommからThinkVantageCommunications Utilityをインストールします。

デバイスマネージャの?は以下の通りです。
BCM20702A0=ThinkPad Bluetooth4.0
Biometric Coprocessor 指紋センサー
PCIシリアルポート=Intel Active Management Technology
PCIシンプル通信コントローラー=Intel Management Engine Interface
SMバスコントローラー=Intel 7 Series/C216 Chipset Family SMBus Host Controller
イーサネットコントローラー=intel 82579LM Gigabit Network Connection
ネットワークコントローラー=Intel Centrino Advanced-N 6205
ユニバーサルシリアルバス(USB)コントローラー=インテルUSB3.0eXtensibleホスト・コントローラー
基本システムデバイス=Ricoh PCIe SDXC/MMC Host Controller
不明なデバイス=ThinkPad PM Device
USBコントローラーをインストールすると、不明なデバイスがもう一つ増えます。
不明なデバイス=インテルUSB3.0ルートハブ
この他に、標準VGAグラフィックスアダプターのドライバも更新します。

速いことは良いのですが、システムドライブ容量が32GBではWindows7は辛いです。
特に容量が大きいのはシステムファイルとして普段は表示されないpagefile.sysとhiberfil.sysです。
pagefile.sysはシステムの詳細設定の仮想メモリの設定で、別のドライブに移動することも、使わないようにすることもできます。
ハードディスクの方に移動してもよいですが、そうするとハードディスクが動きっぱなしになって消費電力が増えますので、使わないことにしましょう。
hiberfil.sysは休止状態用のファイルで、他のドライブに移動することは出来ず、休止状態を使わない設定にして削除するしかありません。
ディスクの空き領域が少ない場合の休止状態のサポートについて
Windows を実行しているコンピューター上で休止状態を無効にする方法および再度有効にする方法
これでかなりC:ドライブが空きます。
手短に書くと管理者権限でコマンドプロンプトを起動して
powercfg.exe /hibernate off
と入力します。 勿論マイドキュメントなどはWindows7の個人ファイルの方法でハードディスクの方に移動させておきます。
このようにしてシステムドライブの容量を節約できるのなら、他の、Intel Smart Response Technologyが使えるパソコンでも、SSDをキャッシュにするのではなく、単にSSDにWindowsをインストールしても容量不足にはなりませんし、うんと速くなります。
元々のハードディスクはD:ドライブにしてデータ専用にします。

ThinkPad T430/530はSSD、ハードディスク、DVDドライブを内蔵できて、SSDにWindowsをインストールするととても速いです。この機種を買うのならこのSSDを内蔵する価値はあります。 500GBのハードディスクを128GBのSSDに変更すると18,000円くらい高くなります。当然容量も減ります。一方この32GBのSSDを追加するのは10,500円です。
レノボ ThinkPad T430sの実機レビュー

関係ないですが
google chrome安定版21.0.1180.60
http://cache.pack.google.com/edgedl/chrome/win/21.0.1180.60_chrome_installer.exe

google chrome安定版21.0.1180.77
http://cache.pack.google.com/edgedl/chrome/win/21.0.1180.77_chrome_installer.exe

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