2010-12-28

緩慢~Adagio~

今夜は民宿「緩慢」に泊まります。

道に迷っている間に痛くなった足を引きずりながらチェックインしたら、熊のぬいぐるみが迎えてくれました。

部屋からも今日見た海が見えます。

足を休めていると、だいぶ暗くなってきました。

海の上に明かりが連なって見えます。この方角に橋はない筈ですが?

食事が始まりました。一品ずつ説明してもらいながらゆっくりと頂きます。これは食前酒。

前菜三品

川魚と紅芋

ここで停電しました。非常用照明はありますが、この民宿だけでなくあたり一面真っ暗で街灯もついていません。すぐにろうそくのランプをつけてくれました。

洋風スープ。暗いのでこれ以降写真がちょっとざらざらします。

え~と何だったかな?

麦ご飯だったと思います。お昼ご飯同様金粉がのっています。

暖房も止まってしまいました。台湾なので12月とは言えそんなに寒くはないのですが、暖炉の雰囲気は良いですね。

野菜のバイキングというか、野菜を好きなだけ選んで茹でて食べます。

中華スープ

デザート
街明かりもないので星がたくさん見えました。にわか天体写真家になって星を撮ってみました

30秒もシャッターを開いたら星が少し流れてしまいました。

オリオン座が撮れました。AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G 15秒 ISO100

民宿「緩慢」はどこに?


日本の長屋のような四連住宅です。保存のために一旦分解されて傷んだ木材を取り換えて元と同じように組み立てたそうです。

塀の内側。玄関も4軒独立しています。

この階段の先には何があるのでしょう?興味がありますが、もう遅くなってきたので今夜の宿へ向かいます。

今朝乗ってきた路線バスです。

年末ですのでメッセージが変わります。

さて今夜の宿ですが、折角GPSがありますのでタクシーを使わず地図を頼りに行ってみます。

今居るのが右下のPと書かれた駐車場、行きたいのが左上の緩慢金瓜石民宿です。新山路で左下に回って我好幸福民宿の前を通っていけば良さそうです。
ところが着いてみると山の中、民宿の建物なんかありません。昼間撮った写真に、今居る道路を赤く書きました。

山の中なので道を尋ねられる人も居ません。仕方ないので引き返すと、ちょうど散歩中の人に会って、案内してもらえました。写真の青矢印で指した建物です。地図で雲山水小築と書かれた場所です。

帰ってからgoogle mapで検索してみるとこれまた別の場所を指しました。これには参りました。
心残りは案内してくれたおじさんと記念撮影しなかったことです。そのおじさん自身も「緩慢」はご存じなくて、携帯電話でご家族に電話をかけて場所を調べて案内してくださりました。大変感謝しています。

金瓜山博物館


浮いているように見えますが、そう見える場所に手を入れても触ることが出来ません。どうなっているのでしょう?

坑道の断面図。蟻の巣のようです。

作業の様子。

蟻の金細工。

昆虫の金細工。

付近の風景が描かれています。

以前は水を渡していた橋。今は配水パイプが通っています。

先ほど登った道。下の建物が先ほどの博物館。左上が金瓜石山神社です。

先ほど登った山の向かい側の登り口。次回登ります。

川の流れ。

金瓜山神社


坑道の中は登りになっていて、出口は山の中腹でした。このまま登ると金瓜山神社ということなので登ってみました。

少し登ったところで振り返ってみました。

茶釜山

言われてみれば天辺は茶釜に見えます。

日本でよく見る灯篭。「奉納」と書かれています。中国では「供献」と書くのでこれは日本人が書いたのですね。

天辺に雑草が生えていました。

金瓜山神社に着きました。階段はまだ続いていますが、この上は次回にしましょう。

神社は柱だけしか残っていません。

向かいの山も頂上まで階段が続いています。これも次回登ることにします。

神社からの眺め

この時は気付いていませんでしたが、ここから今夜泊まる民宿が見えていました。

坑道


掘り出した金を運ぶ線路でした。

坑道の中に呼吸用の空気を送る装置です。

かつての坑道でのルール。蛇の話をしてはいけないそうです。虎頭蛇尾を連想するから。

坑道を進んでいきます。山を横にくりぬいていますので、下に降りるわけではないです。

金鉱脈を探します。

作業している姿を再現した人形が置かれています。

発破の大きな音に備えます。

休息区

金は持って帰っていないよう(泣)