2010-08-30

夕立


西の空が暗くなってきました。


斜めの筋が見えます。雨にしては傾きすぎている気もします。日陰でしょうか?


南の方、雨が降っているようです。


西の方からも雨が迫ってきました。


ついにここでも大雨が降り始めました。


東の空はまだ晴れています。この後、虹が出るのを待ったのですが、雨がやむ前に日が暮れてしまいました。

建物、地平線が歪曲して見えます。元々そんな地形なのか、気のせいなのか、F200EXRの限界でしょうか?600万画素モードなので歪曲収差補正がなされているはずなのですが。
ということでコンパクトデジカメについて調べてみました。

小絞りボケ

回折による小絞りボケについてはTenny : 画質と画素数に詳しい説明があります。ボケるのはある意味平均化しているわけで、その逆算である程度はボケを補正できますのでそこまで厳密な限界ではないのですが、実際に写した比較はS90とLX3での小絞りボケ検証でも大体同じくらいが限界のようです。
具体的には1200万画素なら、フルサイズでF11、APS-CでF8、4/3でF5.6が絞りの限界です。その比率で行けば、2/3つまり1/1.5インチでF2.8、1/21インチでF2、1/3インチでF1.4ということになります。Lumix LX3/LX5, PowerShot S90/S95, GR Digital IIIなどの1/1.5よりちょっと小さくて1200万画素よりちょっと少ない1000万画素でもF2.8が限界でしょう。

携帯性とレンズ性能

F200EXR同様持ち運びが簡単となると、DP1s/DP2sやLumix LX3/LX5はレンズが突き出ているしキャップが面倒ということでPowerShot S90/S95かGR Digital IIIということになります。ただS90は小さいのに広角端F2.0のズームなのでレンズの収差がきつすぎて、歪曲収差、倍率色収差、周辺減光は汎用現像ソフトで修正できますが、普通は修正できない軸上色収差、周辺の流れが酷いです。本体生成JPEGだとキヤノンの凄い技術で補正されるので、実質的に本体生成JPEGしか使えなさそうです。となるとGR Digital IIIですが、これは手ぶれ補正がないのですよね。

センサーの性能

センサーが小さいと高感度ノイズが増えます。でもそれだけなら明るいレンズを使えばすむ話です。問題は明暗差が大きい被写体で、白飛びしないように露出を抑えた時の暗い部分のノイズです。
コンパクトデジタルカメラ白飛び特性検証コンパクトデジタルカメラ黒つぶれ特性検証を見ると、同じセンサーを使っていても、GR Ditigal IIIは露出を明るめに写してJpeg変換時に暗くすることでノイズを抑える代わりに白飛びしやすい、GXR S10はその逆で暗めに写してJpeg変換時に明るくすることで白飛びを防ぐ代わりにノイズが出やすい、という感じです。同じセンサーを使ったPowerShot S90を基準にすると、
・ISO125で露出補正+1(あるいは同じことですがマニュアル露出で1段オーバー)をISO64と称して、現像時に1段暗くするのがGR Digital III
・ISO125で露出補正-1/3(あるいは同じことですがマニュアル露出で1/3段アンダー)をISO160と称して、現像時に1/3段明るくするのがGXR S10
という感じです。
勿論センサーそのものは同じですから、本当に暗いところではGR Digital IIIのISO1600=S90のISO3200露出補正+1だろうとGXR S10のSIO1600=S90のISO1250露出補正-1/3だろうと露出そのものは同じですからノイズもほぼ同じになります。本体生成Jpegだとキヤノンの方がノイズを消すのがうまいようですが。
GR Digital IIIの最低感度はISO64でこの時のアナログ段のゲインはPowerShot S90のISO125でこれ以上下がりませんから、白飛びを防ぐには本当に露光を絞るしかないのはちょっと不便な気もします。PowerShot S90のISO80にするにはGR Digital IIIだとISO40露出補正-1にする必要がありますがこれは設定できません。でも1段も違わないので多分気にならないんじゃないかと思います。

白飛びに関しては製品情報 / GR DIGITAL III | Ricoh Japanによると
> 白とびを抑える、独自の画像処理技術、画素出力補間アルゴリズムを採用しました。各画素の出力を比較し、白とび部分の画像情報を予測・補間。最大で+1EV相当までダイナミックレンジを拡大します。この豊富な情報からJPEGを生成するため、同じ8bit(256階調)の画像でも、従来と比べて白とびが少なく、よりリアリティの高い作品が得られます。

ということで、本体生成Jpegの場合、Gに比べると飽和しにくいR,Bのセンサーの情報で飽和したセンサーの情報を推定しているそうです。Silkypixと同じような感じでしょうか?
だから感度設定が、白飛びを防ぐことより暗部ノイズを減らすことを優先した設定になっているのでしょうね。

追記

現物を見てきました。
LX5もS95も広角端では開放F2.0ですし、同じ換算28mmにしたときはLX5は開放F2.1になりますが、より望遠にした場合はLX5の方が明るいです。LX3は換算60mmでもF2.8で、LX5も同じ焦点距離では同じ明るさですが、S95は換算50mmで既にF3より暗くなります。LX5の方が本体が大きいので当然でしょうけど。これ以上センサーが大きくなるとレンズも大きくなりますので、常時携帯用としてはこのクラスのセンサーサイズが上限でしょう。DPシリーズを除き。

結論

ありきたりな結論ですが
ズームなし、手振れ補正なしで構わないなら、GR Diital IIIが一番画質が良く、凝った設定変更もできるという点で使いやすいです。
ズーム、手振れ補正が必要なら、LX5の大きさ、レンズキャップを手で付け外しすることを我慢できるならLX5の方がまだレンズに余裕があり画質が良いです。
レンズキャップも面倒、画質に大差ないなら小さいほうが良い、ということならS95です。ここでの順番は最後ですが、これより小さなどのデジカメよりも画質は良いです。
とは言え、もうちょっと出せばD3100のレンズキットが買えますし、画質の評判が悪いからでしょうか?NEX-3のパンケーキレンズキットがキタムラでやたら安くなっていてこれらの小型機より安いので、持ち運びを優先するならこんな高い機種を買わずに、小ささ相応に画質を我慢して2万円くらいの安いコンデジで良いかな?という考えもあります。

新世代SDHC/SDXC UHS-I カードのご紹介|東芝 Pocket Media

2010-08-24

SONY α55

ソニーのα55が色々面白い特徴を持っているので整理します。

半透過ミラー

レンズから入ってきた光を半透過ミラーで二つに分けます。70%は撮影用素子に、30%は位相差AFセンサーへ。
普通の一眼レフデジカメのような光学式ファインダーはなく、LumixGシリーズのように背面液晶や電子ファインダーを使って写します。
LumixGシリーズ、NEXシリーズとの違いは、位相差AFが使えることで、特にピントを合わせ続ける必要がある動画撮影に有効です。NEXを店頭で使った感じではセンサーが大きい分被写界深度が浅く、そのためコントラストAFは遅くてちゃんと合う前に諦めているような感じで、「小さく作ったのは凄いけど、くっきりと写らない」という印象でした。明るい屋外ではちゃんとピントが合うようです。 その点、α55,α33なら位相差AFセンサーがあるのでオートフォーカスは速いと思います。
普通の一眼レフとの違いは、撮影中でも位相差AFが使えることで、動画撮影には優れています。写真を撮るには、光学ファインダーがないので速いものを追いかけるにはLumixGやNEXと同じく若干不利です。
半透過ミラーにより若干ですがゴーストが出るようですが、昼間なら気づかないと思います。

動画

撮影中に位相差AFが使えるという点では、民生用では最も優れています。動画が一回29分までというのはEU向け輸出でそれ以上記録できるとビデオカメラとして扱われて関税がかかることへの対策ですが、ビットレートが17Mbpsまでなのですね。NEX-VG10だと同じ1920×1080で59.94i記録/29.97fpsセンサー出力でも24Mbpsまで出来るのに。これはEU向け制限ではなく、NEX-VG10との差別化ですね。

小型化

一般的な一眼レフカメラと比べると、光学ファインダーのためのペンタプリズムがない分小さくできます。
LumixG, NEXと比べると、位相差AFセンサーに光を導くミラーが必要なので大きいです。
大きさも重さもLumixG, NEX<α55,33<普通の一眼レフという順番です。

ノイズ

半透過ミラーによる撮影素子への光の減衰は70%=1/√2なので半段です。海外で同じ日に発表されたα580がα55と同じセンサーですので、α580と比べれば、半段低い感度で高感度ノイズが同じになります。これらのセンサーの性能はまだ見ていないので分かりませんが、最近のデジタル一眼レフの感度は充分高いので、半段落ちても問題ないと思います。
暗部ノイズが気になるのは昼間、明暗差が大きい時に、明るい部分が白飛びしないように露出を絞って撮った時の暗い部分のノイズです。これに関しては、半透過ミラーにより明るい部分も同様に半段暗くなるわけで、単に露出の絞り方を半段減らすだけのことですから、半透過ミラーがあっても暗部ノイズが増える要因にはなりません。

連射

1秒間に10コマ写せますし、その間も位相差AFが使えます。但し最高速で写している間は撮影素子が撮影だけに専念しますので、背面液晶や電子ファインダーに「これから写そうとしている画像」を表示できなくなり、既に写した写真だけを後追いで表示するだけです。ですから動くものを追いかけて撮るには撮影者の技術が必要になります。他のデジカメでは撮影者の技術があっても機械的に無理だったので、撮影者に技術があれば可能、というのは優れていると言えなくはないのですが、実際に役に立つのは連写した画像を合成して低ノイズの画像にするマルチショットNRでショット間の時間差が少なくなるくらいでしょう。でもこの使い方ならAFが動作し続ける必要はないわけで、やはり半透過ミラーを使った長所は動画撮影時の位相差AFでしょう。
むしろミラーが動かないことにより、手ブレが少なくなるのではないかと期待しています。

手ブレ補正

センサーを動かすタイプの手ブレ補正機能があります。でも動画撮影時は発熱し続けるセンサーをずっと動かし続けることに無理があって、手ブレ補正をONにすると連続撮影時間が9分になります。シグマなどのレンズ内手ブレ補正が出来るレンズを使った方が良いでしょう。

GPS

GPSロガーを持ち歩かなくても位置情報を記録できるのは便利です。 でも以前ソニーのGPS-CS3Kを買って、なかなか受信しないし受信しても誤差が大きいし電池も持たなくて嫌になました。安い小型GPSって使い物にならないなと思ったのですが、ネットで評判の良かったi-Blue 747A+に買い換えてみたら、ソニー製の半額なのに電源を入れてすぐ受信するし正確だし電池は持つしでその性能差に唖然としたことがあります。だからα55のGPSがどれくらい使い物になるか、実際のところ使ってみなければ分かりません。

感想

デジタル一眼で動画を撮るなら現時点で一番良いです。その意味でLumixGH1やその後継機を考えていた人はこちらが良いと思います。小さいのが欲しい人はLumixGF1やNEXを買うわけで、GH1を買う人は少々大きくてもいいから撮影機能に優れたデジカメが欲しいわけで、そうなるとGH1よりちょっと大きくても動画撮影中に位相差AFが使える点は大きいです。発売されて考えが変わりましたので、後の追記を読んでください。
静止画だけなら、新しい方式の1号機ということもあり、特にメリットはないと思います。小さい方が良いのならLumixGシリーズが、ミラーがない分小さくて、マイクロフォーサーズレンズならコントラストAFも充分速いです。大きくても撮影能力が高い方が良いのなら、普通の一眼レフの方がファインダーのタイムラグがないし、写した瞬間にファインダーが見えなくなる時間が短いです。この点は次の世代の機種でだんだん良くなるでしょう。
今のところは、目新しい機能が多いので、友達が買ったらちょっと触らせてもらいたいとは思いますが、それだけかなぁ。

追記

現物を見てきました。

オートフォーカス

電子ファインダーを覗くと常にオートフォーカスが作動しピントを合わせ続けるアイスタートAFがあります。
他の一眼レフの場合、普段はオートフォーカスが作動しておらず、
シングルAFモードの場合は、シャッターボタンを半押ししたりAFボタンを押した時点でオートフォーカスが作動してピントが合った時点で固定され、
コンティニュアスAFモードの場合は、シャッターボタンを半押ししたりAFボタンを押した時点でオートフォーカスが作動してその後も被写体の距離の変動に合わせてオートフォーカスが作動し続けます。

ところがα55の場合
シャッターボタンを半押しにしなくても電子ファインダーを覗くだけでオートフォーカスが作動していて、
シングルAFモードの場合は、シャッターボタンを半押しした時点でピントを合わせて固定され、
コンティニュアスAFモードの場合は、シャッターボタンを半押ししても継続して被写体の距離の変動に合わせてオートフォーカスが作動し続けます。

シャッターボタンを半押しする前からピントを合わせていますので、シャッターボタンを押してすぐに撮ることが出来て、その意味では速いのですが、
急にカメラを大きく動かしてピントが合っていない状態から撮ろうとすると、オートフォーカスが遅いです。

ファインダー

電子ファインダーなので、色々な情報を重ねて表示することが出来て便利です。
単射モードだと、写した一瞬だけ画面が真っ暗になります。ライブビュー用に開いていたシャッターを、撮影のために一旦閉じて撮影用に開閉して、それからもう一度ライブビュー用に開くまでの時間です。これは原理的にマイクロフォーサーズと同じですし、普通の一眼レフでも理由は違いますが写す瞬間は一瞬真っ暗になります。
連射モードにすると、真っ暗になるのではなく、一瞬前に写し終わった画像が表示されます。動くものを撮るには技術が要ります。

使ってみた感想

動かないもの、ゆっくり規則的に動くものを撮るなら、ずっとファインダーで追い続ければ撮れますし、その間もオートフォーカスが作動し続けるのがこのカメラの最大の長所です。
でも空を飛ぶ鳥を撮るには、電子ファインダーのタイムラグ、オートフォーカスの速度などの点で相当の技術が要りそうです。
その意味でソニーα55と一緒に | 楽園写真家三好和義公式ブログ
> 今までにこんな写真撮れなかったのに!
とか
> 今までは撮れなかったものの一つだが、
> このカメラさえあれば簡単に撮れてしまう。
なんてことはないでしょう。三好さんは綺麗に撮っていますが、このカメラで簡単に撮れる人なら普通の一眼レフならもっと簡単に撮れます。あまりに古い機種ならともかく、最近のニコン機ならどれでも。
ソニーは最近はα700やα900クラスを発売していませんから、本当に今までのソニーの機種では撮れなかったのでしょうか。まさかそんなことはないと思いますので、発売前の8月27日に使わせてもらっているのでこうしか書けないのでしょう。

結論

動画をとるなら現時点で動画撮影中に位相差AFが使えるのはこれだけです。写真を撮るなら、シャッターボタンを半押しする前からピントを合わせているのですぐ撮れる点は他より優れています。他は可もなく不可もなく、普通のカメラです。

10月1日追記

α33/55 動画記録時間に関するお知らせ
機種名 環境温度 手ブレ補正
[入]時 [切]時
α55(SLT-A55V) 20℃ 約9分 約29分
30℃ 約6分 約13分
40℃ 約3分 約5分
α33(SLT-A33) 20℃ 約11分 約29分
30℃ 約7分 約22分
40℃ 約4分 約9分
気温が高い場合、最初の公表値より撮影時間が短いですね。29分というのは上にも書いた、EU向けにビデオカメラ関税がかからないための制限ですが、それより短い部分はセンサーの温度上昇による制限です。この場合、一旦温度上昇により録画が止まると、温度が下がるまで録画できません。特に気になるのは手ブレ補正なしでも気温30度だと13分しか撮れないことです。手ブレ補正のためにセンサーを動かさなくても温度上昇により撮れなくなるということは、ライブビューでも温度が上がるのではないか気になります。
発売前に動作原理などから上の方で「動画ならGH1よりこちらが良い」と書きましたが、実際に発売されてみたら予想外の制限があったわけで、GH1や後継機のGH2の方が良いですね。
また、連写中に位相差AFが効くのがメリットなのですが、位相差AFの制限で絞りをF5.6より絞ると位相差AFが使えません。
私は最初気づきませんでしたが、言われてみれば当たり前のことで、発表前に試してみれば分かることなのですが、使ってみなかったのでしょうか?

10月7日追記

さらに使用可能時間が短くなりました(正確には気温40°の場合はさらに短いことを公表。公表前から推測されたことでしたが)
ソニー、新規格「MICROMV」採用の小型ビデオカメラ ―世界最小最軽量を実現、単体でのインターネット接続も可能昔はこんなのも作っていたのですね。

2011年1月7日追記

動画の記録可能時間を、発売後に短く修正するのはいただけませんが、α55の受光素子はNikon D7000やPentax K-5と同じで現在のAPS-C用では一番優れています。そして今ならα55はD7000やK-5よりかなり安く買えますし、ミラーを動かす機構とかペンタプリズムがないので重さも相当に軽くてバッテリー込みで500gです。さらにミラーが動かず密閉されているのでレンズ交換時の埃の侵入にも強いです。とりあえず動画のことは忘れて、安くて小さくてD7000と同じ受光素子で屋外でのレンズ交換も平気と考えれば良いカメラです。特にSONYは手ごろな単焦点レンズが多いですしボディ内手振れ補正なのでどのレンズでも手振れ補正が効きます。
amazonでの価格比較だと、D7000だけはレンズのズーム域が広いのでちょっと高いですが、それを差し引いてもα55だけ突出して安いです。

2010-08-20

Windows Live Essentials

Windows Live Essentials Beta 今回のバージョン2011からVistaSP2かWindows7が必要になりました。前のバージョンはXPでも使えます。

ブログやホームページの公開は、自分でサーバーを作るよりインターネットのサービスを使った方が楽ですし、 ファイルの保存も、機密資料以外はインターネット上に保存した方が管理が楽です。
でもデータの作成、編集は、Webブラウザの中より、専用のソフトを使った方が便利です。
例えばTwitterも、http://twitter.com/にアクセスするよりも便利な専用ソフトがたくさんあります。
Windows Live EssentialsはMicrosoftのオンラインサービスを使いやすくするためのソフトを集めたものです。

Windows Live Mail
メールの読み書きが出来ます。ファイルの添付がドラッグアンドドロップで出来るので便利です。 Webブラウザでhotmailやgmailを使ってファイルを添付するときには、いちいちそのフォルダへ行ってファイルを選ばなければなりませんので、ファイル、特に画像の添付がうんと楽になります。 またカレンダー機能もあり、Office Outlookの簡易版という感じです。
Outlook Connector Pack
Office Outlook 2003や2007でWindows Live MailのようにHotmailやオンライン上のカレンダーと同期出来ます。Windows Live Mailとどちらか片方があれば良いと思います。Outlook で Windows Live Hotmail アカウントを使用する
Windows Live Writer
ブログを書くソフトです。Windows Live Space, Share Pointの他、google bloggerも含めて色々なブログに対応しています。 Wordのようにブログを書いてからブログに載せることも、逆に既にWebブラウザから書いたブログの記事を開いて編集することもできます。 クリップボードの画像を貼り付けることもできて、本当にWordのように書けます。対応しているブログは

です。日本のlivedoorブログとかAmebaには対応していません。
Windows Live Sync
複数のパソコンのファイルを同期できます。片方が壊れてももう片方にファイルが残るのでバックアップに最適です。どうやらファイルの個数が2万個までという制限はなくなったようです。
Messenger
以前からありましたが、新たにFacebookなどとの連携が出来るようになっています。
Messenger Companion
Internet Explorerで現在見ているページをMessengerで伝えることが出来るらしいです。
フォトギャラリー
写真の整理や編集ができます。フォルダ単位でも整理できますし、選んだフォルダ以下全てのフォルダの写真を日付で整理することもできます。 編集機能としては、一枚の写真に入りきれない風景を、何枚かの写真に分けて写しておいたら、それを1枚に合成することができます。 また、写真を選んでから、その写真を載せたメールやブログを書くこともできます。
パノラマ合成機能が面白いと思います。
ムービーメーカー
動画編集が出来るらしいですが、使っていないので良くわかりません。
Bingバー
InternetExplorer用だけでなくFirefox用もインストールされます。Hotmailの未読メール数も表示されます。天気予報もアイコンで表示されます。色々なサイトへ行けるボタンがあるのは他のツールバーと同じです。。
ファミリーセーフティー
子供が変なサイトにアクセスしないように設定出来ます。
ひととおり試した感想としては、
Windows Live Mailは便利です。Outlookをこれまでも使っていたならOutlook Connector Pack、使っていなかったらより動作が軽いWindows Live Mailが良いでしょう。
Windows Live Writerも、使っているブログが対応しているならブログを書くのがだいぶ楽になります。
Windows Live Syncも、ファイルの同期、バックアップに便利です。
Messengerをこれまでも使っていたならば、新着メールはそちらでわかりますし、Webブラウザ用のツールバーは沢山あるので、わざわざBingツールバーを使わなくて良いと思います。Messenger Companionは良く分からないので入れていません。
フォトギャラリーは、パノラマ合成のために使おうと思いましたが、google picasa同様、インデックスを作ります。しかもインデックスの作成範囲は、スタートメニューのピクチャの範囲と同じで、片方を変えると両方とも連動して変わってしまい不便です。パノラマ写真を作るだけならMicrosoft Research Image Composite Editorで充分ですから入れないことにします。ムービーメーカーは使いませんし、フォトギャラリーとセットでしかインストールされません。
ファミリーセーフティーも入れていません。本当に危険なサイトはPeerBlockなどではじきます。

ブログエディタ「Windows Live Writer」ってどう?: metalmickey's blog

というか、そろそろ32GB用意したC:\ドライブの容量が足りなくなってきました。パーティションを切りなおしても良いのですが、XPなら16GBで充分だったのに。メモリが8GBなら64bit版のWindows7の方が良いですが、4GBなら32bitXPで3GBちょっと使えれば充分にも思えます。2014年まではセキュリティアップデートもありますし。

Google Chromeの安定板が新しくなりました。
http://dl.google.com/chrome/install/375.127/chrome_installer.exe

関係ないですが
ホームレスだけど、失業保険も生活保護もサギだと確信した
Amazonの倉庫で働いてるけど質問ある?
海外旅行保険の延長(更新)拒否の対策
私たちが賃料相場を作るので、大丈夫です
殺人容疑者の実家だと事実無根の書き込みをされたせいで嫌がらせ電話を受けた不動産屋が被害届を提出私の苗字も珍しいので、同姓の人が事件を起こすと親戚だと勘違いされそうです。
イオンが「お布施の値段」Webから削除先に金額を言わないと、時給1,000円相当しか支払われなくても文句は言えないと思います。
葬儀、葬式、葬儀社のことなら:くらべる葬儀
ONTEXのギリギリな営業ってどうなの??この手の会社の営業活動を記録していましたが、あまりに多すぎて飽きました。
保証人紹介業問題が大きく報じられるまでの3年かかりました。 保証人代行問題被害者の会

2010-08-17

ViewNX2

ViewNX 2
ニコンのデジカメに付属しているソフトの新しいバージョンで、動画も扱えるようになったそうです。
以前のバージョンの頃から、ニコンの一眼レフのRAWファイルにもGPSの位置情報を埋め込めるので重宝していましたが、今回のバージョンには一つだけ困った点があります。
ViewNX2で位置情報を埋め込んだRAWファイルは、DxOで現像するときにレンズ情報に基づいた収差補正が出来なくなります。
CaptureNX2などではちゃんとレンズ情報に基づいた歪曲収差補正が出来るので、別にViewNX2のバグではなく、問題はむしろDxO側でのレンズ情報読み取り方法にあるのですが、どちらにせよこの二つを併用している人は困りますので、以前のViewNXを使い続けた方が良いです。

ピクチャーコントロール非対応カメラの画作りにピクチャーコントロールで近似させる設定の目安基本的に明るさは-1です。これでトーンカーブはリニアになります。明るさ0は、暗めに撮って明るい部分のコントラストを下げることで白飛びを防ぐことに相当します。

FireFoxで画像のExif情報を表示するアドオンとしてはFxIFExif Viewerがあります。

関係ないですが
「ピタミン」取扱店舗情報
今後有望な学ぶべき第二外国語(おすすめの外国語)
MZ-RH1 | 大切なMDを生かす
WebLSD検索語入力
ど素人によるど素人のための富士山登山ガイド前編:スケジュールに関する7つのポイント
山の危険(遭難と事故の防止)
佳子さまと飯田里穂ってクリソツじゃね? 佳子様が学園祭でダンスを披露

2010-08-15

Silkypix Developer Studio

主に以前Pentax K100Dsuperで撮ったRAWファイルを現像しなおすためにSilkypix Developer Studioを使ってみました。Pentax付属のソフトは、画像処理エンジンはSilkypixのものを使っていますが、使い勝手が悪いので。
汎用現像ソフトということで主にLightroomとの比較になります。結論を先に書くと、Lightroomより良いと思います。ただ個人的好みとしてはDxOの方が、明暗差が大きい写真で白飛び、黒潰れを減らすためにコントラストを落とした時にも彩度が下がらないように工夫してくれるので、DxOが対応しているボディならDxOを使います。

オートホワイトバランス

昼間屋外なら5200Kに固定するという手もありますが、屋内で人工照明の場合はオートに頼った方が無難です。昼間でも、窓越しに写す場合にガラスの色を補正するのに使います。
ところが、入射光式色温度計を使わずに画像だけで判断する場合、被写体に当たる色が偏っているのか被写体の色が偏っているのか判断するのは難しいですので、各社腕の見せ所になります。正解がわかりやすく、かつ被写体の色が偏った例で比較します。

Silkypix

Lightroom

安物デジカメのオートホワイトバランスでもここまで酷くないです。単純に画像を平均化してニュートラルグレーになるように調整しているだけのようです。画像処理を習いたての学生の練習問題並みです。

Lightroomのホワイトバランスは他にもおかしなところがあって
・昼光プリセットが5500K(他の現像ソフトだと殆ど5200K)、曇天プリセットが6500K(他は6000K)
・デジカメで昼光に設定した画像と同じ色にするには4700K~5000Kに設定する必要がある
これらの問題のために、Lightroomのホワイトバランスは自動もプリセットも使えず、「撮影時の設定」にするか、数字で色温度を入れなければなりません。

同じ画像でプリセットを使った場合の比較。
Silkypix(快晴:5200K)

Lightroom(昼光:5500K)

Silkypixの他の長所として、特殊な照明で人の顔が変な色になった写真でも「この部分が肌色になるように調整して」と指定すると、そこに合わせてホワイトバランスを調整してくれます。他のソフトでは「この部分が灰色ですよ」という指定しか出来ません(Silkypixはこの指定も出来ます)。人の顔が写っている写真なら、F4キーを押してから肌色の部分をクリックするだけで調整してくれるので、とても便利です。
光源のプリセットも多く、しかもプルダウンメニューから選ぶとき、マウスを合わせるだけでクリックしなくてもその光源で処理した画像を見ることができますので選びやすいです。
ホワイトバランスの合わせやすさという点で自動、手動選択共、これまで使ったソフトの中で一番良いです。

明るさ補正

明るさを調整して、白とび、黒潰れがないように調整する機能に関してはLightroomの方が優れています。
まずはLightroomで単に「自動補正」をクリックしただけの画像

左側の融けかけた雪の濃淡も表現され、右側の白飛びも目立たなくなっています。
同じ画像をSilkypixで処理すると、明るさをSilkypix評価測光に任せただけでは

雪が真っ白になり、濃淡が表現されません。
ここで露出を-1EVにすると

雪の濃淡は表現されますが、右側の白飛びの境界が目立ちます。
ここでSilkypixの特徴であるハイライトコントロールを使って色彩重視にすると、

右側の白飛びは目立たなくなりますが、雪の濃淡が表現されなくなります。
困ったことに、これ以上暗くしても、コントラストを下げても、ダイナミックレンジ拡張を使っても、白飛びして濃淡が表現できなくなったまま、白が灰色に変わるだけです。
要するにSilkypixのハイライトコントロールの色彩重視、輝度重視とは、色彩か輝度のいずれかをLightroom以上に表現するためではなく、いずれかをLightroom並みに表現するために他を諦める、という感じで、この点に関してはLightroomの方が優れています。

但し、Silkypixの明るさ調整の問題は逆光や露出ミスでなければ殆どの写真では問題ないのに対し、Lightroomのホワイトバランスの問題は撮影時にきちんと設定しておかない限り殆どの写真で色温度を数値で入力しなければならず、両方合わせて考えてみればSilkypixの問題は大したことありません。
追記:問題は大したことない、と思ったのですが、どんなに調整しても変なこともあります。Lightroomの色温度の問題は自分で「晴天なら何度」などを決めておけば解決しますので、その方が良さそうです。

Silkypixの評価測光にはもう一つ問題があって、折角の自動化機能なのに明るくなりすぎることがあります。コントラスト「標準」だと白飛びし、「やや軟調」にすると黒が浮きます。ハイライトコントロールに自信があるからそうしているのかもしれませんが、自信過剰に思えます。露出補正の微調整を行って -0.5EV程度にするという手もありますが、今度は逆光の時に暗くなりますので、コントラスト「標準」でダイナミックレンジ拡張を1段にすることで対処すれば良さそうです。ハイライトコントロールはデフォルトが一番バランスが良く、そこから何かを重視すると他がもっとおかしくなりますので、特別に何かを重視しなければならない写真以外、デフォルトから変更しない方が良さそうです。ハイライトコントロールで何とかできる部分と、どうにもできずに白飛びしてしまう部分の境界が見えて不自然ですので、いっそのこと何もしないでくれる設定があればよいのですが。Lightroomと両方持っているならまずLightroomで現像して、ホワイトバランスが問題ないならそのままJpegで保存、オートを使いたいならTiffで保存してSilkypixで修正、でも良いかもしれません。

収差補正

最近のレンズは、画像処理で補正できる歪曲収差は光学的には補正せず、画像処理で補正できない収差の補正に力を入れています。Silkypixでの補正は、マイクロフォーサーズ以外は手動で補正量を設定しなければならず、ズームレンズは焦点距離によって補正量が変わってきますので、現時点のSilkypixでは補正が難しいです。
ですので、DxOが対応しているボディ、レンズなら収差補正が自動でかかるDxOの方が良いと思います。他にもNikonやCanonの純正ソフトは自社製レンズの補正がかかりますし、Lightroomも今後は補正がかかるレンズが増えそうです。

青の彩度が高すぎます。特に紅葉の隙間から見える青空とか。
「記憶色」に設定したのなら当然かもしれませんが「標準色」でも彩度が高すぎます。
ちょっと古いですがSILKYPIX Developer Studio 3.0β BBS [One Tree All Message]には
> SILKYPIXの標準色は忠実な色再現を基本としております。忠実な色再現は通常は誰も望みません。プロもアマチュアも記憶色を望んでいます。ここで難しいのは標準色の答えは1つしかありませんが、記憶色の答えは無数にあるということです。
> SILKYPIXがあえて記憶色を基準としなかったのは、好みにより好き嫌いが分かれることを恐れたわけではございません。色作りの基本は標準色からと考えているからです。標準を知った上で好みの記憶色に色づけして欲しいと考えております。
と書かれていますが、あの青は標準ではないでしょう。
レース写真で比較するRAW現像ソフト その4 - 『Joppa and webgpe Life with photographs』でも検証されているようにSilkypix独特の色表現です。

結局、DxOが対応しているならDxO、対応していない場合、Nikon, Canonは付属あるいは純正ソフト、Panasonic, Pentaxは付属ソフトがSilkypixの前のバージョンとかエンジンだけ利用なので、付属ソフトで物足りなければSilkypixの製品版が良いと思います。
DNGへの対応に関してはSILKYPIX® Developer Studio SOFTWARE MANUAL

追記:その後色々な写真を現像して感じたのですが、やはりSilkypixは青の彩度が高すぎる点や、ハイライトの処理がおかしい等、現像時の調整が大変な点、どんなに調整しても直らない問題があります。
私はDxOが気に入っていますが対応機種が限られますし、無難なのはLightroomでしょうね。

2010-08-06

オープンキャンパス

大学院生によるポスター発表と、教員による模擬講義を行いました。大学院生の発表が好評でした。
模擬講義資料

二日目、終わってから商店街へ行ったら木製スーパーカーが展示されていました。

2010-08-05

ブートストラップの応用

ブートストラップを用いて分位点推定の精度を上げる方法を説明しました。
詳しくはBiometrikaを見てください。
講義資料一覧
追記:最初のスライドに一部間違いがありましたので修正しました。

2010-08-02

さまざまな検定

検定は状況に応じて非常に多くのバリエーションがあります。共通する重要点を説明しました。
講義で用いたスライド