2010-04-11

Photoshop Lightroom

Adobe Photoshop CS5はレンズ収差が自動補正されるということで、手持ちのLightroomも次のバージョンでは自動補正されるようになるかもしれないので、最近使っていませんでしたが久しぶりに使ってみました。
すると、Lumix G1の画像を扱う時におかしなことに気付きました。


Lumix G1付属のSilkyPixで現像しました。色温度は撮影時の色温度のままで、5503Kと表示されます。記憶色2で処理しているため色が鮮やかです。


色温度を昼光(晴れ)5500Kに変更しても、当然ながら区別がつきません。


ところが同じ画像をLightroom2で開くと、撮影時の色温度は4700Kと表示されます。撮影時の色温度のまま現像しました。


ここで色温度を昼光5500Kに設定するとこんな色になります。


Lumix G1自身が出力するJPEGファイルです。ニュートラルに設定しているため色が淡いです。

ソフトによって、また設定によって色が違うのは当然ですが、SilkyPixの色温度5500KとLightroomの色温度4700Kが同じような色で、Lightroomの昼光5500Kだけが赤っぽいです。
他のデジカメでも比べましたが、Lightroomは「撮影時の色温度」を他のソフトよりも低く表示することがあります。たまには一致するので余計に謎ですが。
以前から、Lightroomで昼光に設定すると赤っぽくなる傾向にあり、それは他のソフトの昼光が5200Kであるのに対してLightroomは5500Kだからだろう、と思っていましたが、Lightroomで5200Kにしてもまだ赤っぽいです。
色温度設定がこんなに他のソフトと異なるのなら問題になりそうな気がしますが、Lightroomはたくさん売れているのにネットでもこの話を見かけません。じゃあ私のパソコンの設定に何か問題があるのでしょうか?よく分かりません。
調べてみるとSILKYPIX Developer Studio 3.0β BBS [One Topic All View / 設定WBと読み込みWBの違い / Page: 0]
> ほとんどのカメラは撮影時の色温度(ケルビン値(K))はカメラに記録されていません。指定したWB設定でのRGBの係数が記録されています。
> 記録されているこれらの数値を色温度に換算する処理は決まったアルゴリズムがあるわけではありません。
ということですから、ソフトによって違う数字になるのは異常ではなさそうです。そしてLightroomは他のソフトと比べて赤っぽいというか、同じ色になる色温度が低い、つまり他のソフトで5200K~5500Kに設定した時と同じ色にするにはLightroomでは4700K~5000Kにしなければなりません。Lightroomの昼光5500Kのプリセットは他のソフトの曇天6000Kに近い色になります。
本格的に使うならX-Rite: MSCCPP : ColorChecker Passport(カラーチェッカー パスポート)のようなものを使う必要があるのでしょう。
Lumix G1でホワイトバランス:晴天で撮影したファイルをDxOで無理やり開くと色温度は4639KでしたのでLightroomに近いですね。

この比較のついでに、PentaxのRAWファイルを現像するのに久しぶりにPentaxデジタル一眼付属のソフトを使いました。画像処理の部分はSilkyPixを使っているそうですが、全体的にはLumix付属の本物のSilkyPixの方がうんと使いやすいです。Lumix付属のSilkyPixはLumixのRAWファイルしか現像できないように制限が加えられていて、PentaxのRAWファイルを現像出来ないのが残念です。まぁLumixのおまけですから仕方ないですね。
K-7以降に付属しているPENTAX Digital Camera Utility 4も良くないそうです。

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