2008-11-09

カメラについていくつかの話

土曜日、公園にて 【Saturday In The Park】: Carl Zeiss Planar T* 1,4/50mm ZF 壊れる・・・
> 何かの勘違いかな、と思っていたのですが、あまりにもおかしい。
中略
> っつうことは、1.6だと思っていたのが、実は2.0位だった。2.0だと思っていたのが実は2.5位だったわけ。

絞りの、このくらいの僅かな違いにも気づけるなんて凄いですね。私は一段違っても気づきません。

同じ人のLove → PENTAX (I love Pentax and K-mount Lenses)を見ると、改めてフィルムカメラのダイナミックレンジは広いなぁと感じますし、同じ技術で画素数を増やせばダイナミックレンジが狭くなるのは仕方ないなと思います。

1000万画素が全く不要というわけではなく、1000万画素といっても内訳は「赤250万、緑500万、青250万」しかありませんので、ダイナミックレンジさえ確保できるのなら1000万あっても良いのですが、現時点のコンパクトカメラでは画素数が多いことの弊害の方が大きいです。
大雑把な目安としては、一つ一つの画素が大きい方、つまり「何分の1インチ」と表記されている受光素子の大きさを2乗して画素数で割った値が大きいものが綺麗な写真が撮れると考えておけばよいです。勿論、デジカメ選びには「使いやすさ」などの「綺麗さ」以外の要素もあります。

とは言え、現在発売されているデジカメは殆どが1000万画素以上で、そうでないものは古いか、極めて安物という現実もあります。250万画素で充分だとしても、「赤250万、緑500万、青250万、合計1000万」のデジカメを縦横2分の1に縮小する方が、全色画素合計250万(赤や青は63万だけ)よりは理にかなうことも確かです。
音楽にしても、人間の耳に聞こえるのが20kHzまでで、CDのサンプリングが44.1kHzで22.05kHzまで再現できるのですが、44.1kHzでA/D変換するために20kHzまでは通しつつ22.05kHzは通さない急激なローパスフィルタを使う代わりに、88.2kHzでA/D変換してアンダーサンプリングすれば、ローパスフィルタは20kHzを通して44.1kHzを通さない緩やかなもので構わないというメリットがあります。
デジカメの高画素も同様で、画素が多ければ良い、ということはないですが、アンダーサンプリングのための高画素、と考えれば多いことによるメリットもあると思います。

フィルムからのスキャンにはVueScanがよさそうです。使い方はSIMPLE STYLE - Film scaning - VueScanなどにあります。

偏光フィルタについての説明。偏光フィルターの功罪
特に一番最後の数式による説明は一見難しそうですが、きっちり説明されているのでちゃんと読んでいくとすっきり分かります。

全然関係ないですけど
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