2008-11-23

イオン倉敷

イオン倉敷のイルミネーションが綺麗だと聞いたので見に行きました。

31アイスクリームもクリスマスバージョンがありました。

この週末はパナソニックのデジタル一眼DMC-G1を見ました。コンパクトデジカメより綺麗に撮れるのは当然ですが、他の大型一眼レフと違って、コンパクトデジカメと全く同じように使えるのが凄いと思いました。一眼レフで顔認識AFを使おうとするとライブビューでコントラストAFを使う事になりますが、すると遅くなり不便です。でもG1はコントラストAFが速くて不便を感じません。

感度の自動設定にはAUTOとインテリジェントAUTOがあります。後者は被写体の動きを検出して動いているときにはシャッター速度を上げるために感度を上げる、という動作をすることになっているのですが、逆に被写体が動いていないときは、どんなに暗くてもISO400までしか上がりません。
それに対して単なるAUTOの方は、シャッター速度が遅くならないように感度が上がります。しかも維持しようとするシャッター速度はズームの焦点距離に応じてちゃんと変化します。25mm(換算50mm)までは30分の1秒、30mm(換算60mm)では40分の1秒、35mm(換算70mm)では50分の1秒、45mm(換算90mm)では60分の1秒です。こちらの方が使いやすいです。しかも3分の1段ずつあがります。iAモードではインテリジェントAUTO固定なので、Pモードなどで設定する必要があります。

他のデジカメ同様明るい部分は飛びやすいです。特に逆光で顔認識している場合は顔が暗くならないことを最優先にするため光が当たっている髪とか服は完全に飛んでしまってRAW現像でも回復できません。画素が小さいので飽和しやすいのでしょう。それを防ぐためにマイナス方向の露出補正をすると、暗くて感度が上がっている時、つまり元々受光素子に当たる光量はISO100の時より減っていて飛ぶ原因はA/Dコンバータのクリップにある時には、露出補正の分感度が下がって受光素子に当たる光量はそれ以上下がりませんので光量不足によるノイズ増加はありません。つまりA/D変換の前に増幅する(感度を上げる)かA/D変換の後に現像処理でレベルを上げるかの違いということになり、A/Dコンバータのどの部分を使うかが変わるだけで、ノイズ増加もこの部分だけです。これは当たり前ですが合理的です。K100Dは感度自動に設定していても露出補正をすると最低感度に固定されるという、バグなのか「露出補正するような人は感度が自動的に変わっては困る筈だ」という設計者の思い込みなのか分かりませんが、使い辛かったです。露出は全部自分で決める、という使い方なら問題ないのですが、急ぐときにはそうもいきませんし。さらにK100Dで感度自動に設定している場合、28mmのレンズをつけて、カメラにその情報を設定していても、シャッター速度1/125sを保つように感度を上げます。何故そんなに速いシャッター速度を保とうとするのか意味不明です。手ぶれ補正もあるのですから、もっと遅いシャッター速度になってから感度を上げて欲しいのですが。この点からも感度自動を使うことはありません。

但しDMC-G1でも、夜景と人物を両方撮るためにフラッシュをスローシンクロに設定すると、本当にスローになって1/2秒ISO100とかになります。せめて手持ち出来る程度のシャッター速度を保つために感度を上げて欲しいです。仕方ないので一旦フラッシュを止めて背景を写すにはどの程度の感度が必要なのか調べて、その感度を手動で設定する必要があります。

オートホワイトバランスも良くなっていて、RAW現像時に修正が必要な写真が少ないです。光源が複雑でプリセットで上手く対応できない場合、手動で設定する必要が省けて楽です。K100Dでは殆どの写真がオートホワイトバランスよりプリセットの方が良かったことと比べると進歩を感じます。
カメラ自身が作るJPEGファイルはレンズの収差が補正されています。現像ソフトで補正しようとするとズームの焦点距離によって補正が異なるので、内部で補正された方が楽です。オートホワイトバランスがあてに出来るので、RAW現像の必要性が下がります。

高感度は、ISO400までは普通に使えます。ISO800からはノイズが増え、ISO1600以上はまぁ写らないよりはマシ、という感じです。K100Dよりは1段、D700よりは2段弱いですが、D700と比べれば画素数が同じで受光素子の面積が4分の1ですから当たり前です。K100Dと比べれば画素数が倍で受光素子の面積が半分ですから2段弱くて当たり前なのに1段しか弱くないので良くなっています。というかK100Dの受光素子は5年前の*istDと同じなので仕方ないですね。
でもコントラストが強いというか、中間調が乏しく感じるのは、コンパクトデジカメほどではないにせよ受光素子が小さいのに画素が多いからでしょうか。この点はK100Dの方が滑らかです。

画素数が多くローパスフィルタも弱いので、シャープネスをかける必要は無く、必要に応じてNRをかければ充分です。私の手には、もうちょっとグリップが大きいほうが良いかなという感じがします。

lumix G1はRAWファイルにレンズ補正データが入っているらしい - Oversaturated

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