2011-05-18

最近使っているデジタルカメラ

私の現在のデジカメの使い方をメモ代わりに記録しておきます。

NIKON D7000+AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR
主として使っている組み合わせです。あらゆる操作に対して反応も速くAFも正確で、撮りたいと思った瞬間に撮りたいと思った通りに撮れます。これで綺麗に撮れなければ自分の腕のせいだと諦めがつきます。
撮影時は
アクティブDライティング:オート
ピクチャーコントロール:スタンダード、明るさ-1
にしてRAW+JPEG撮ります。そしてパソコンでCaptureNX2を使って現像するときに
アクティブDライティング:OFF
ピクチャーコントロール:ニュートラル、明るさ0
にします。
ニコンのマルチパターン測光は逆光の時にも暗い部分が真っ黒にならないように明るく写してくれますが、そのために明るい部分が真っ白になることがあります。 アクティブDライティングをONにすると、明暗差が大きい時は明るい部分が真っ白にならないように少し暗めに写して、画像処理によって暗い部分を少し明るくなるように補正します。 その画像処理も年々向上しているので不自然さは少なくなりましたが、画像を分割して処理するので若干の不自然さが残りますから、CaptureNX2を使ってOFFにします。 撮る時からOFFにしていると明るい部分が真っ白になることがありますので、撮影時はONで現像時にOFFにします。
現像時にOFFにすると、撮影時のJPEGと比べて画像が暗く、コントラストが大きくなるので鮮やかに見えます。その差が目立たないように撮影時は暗め、ピクチャーコントロールをニュートラルより鮮やかなスタンダードにしています。
CaptureNX2だけで処理を完結させても良いのですが、周辺減光の自動補正はDxOでなければ出来ませんし、歪曲収差補正の正確さ、補正によって切り捨てられる部分の少なさという点でもDxOの方が優れているので、CaptureNX2で歪曲収差補正をOFFにしてTIFFで保存して、DxOで歪曲収差と周辺減光を補正しています。 以前はそんな手間をかけずにDxOで最初から現像していましたが、色がどうしてもDxO独特の色になり、それが好きな人もいますが、私はNIKON本来の色にしたいので現像はCaptureNX2を使っています。
処理の順序としては、まずCaptureNX2のバッチ処理で上記設定をNEFファイルに記録。FaststoneImageViewerでNEFファイルに埋め込まれたJPEG画像ファイルを見ながら、調整した方が良さそうな画像はCaptureNX2で設定を変更。この方法だとNEFファイル自身を見ながらチェックするので、撮り損ねを削除するときもすぐできます。全画像の調整が終わったら、バッチ処理で歪曲収差を補正せずにTIFFファイルに保存して、DxOで歪曲収差と周辺減光を補正します。
CaptureNX2のノイズリダクションを「高速」から「高品位」にすると効果が強くなってボケます。撮影時の「高感度ノイズリダクション」の設定を一段階落としておいてからCaptureNX2で「高品位」にすると良いです。さらにもう一段階落としてからCaptureNX2のノイズリダクションの中の「シャープネス」を0に落としています。ノイズリダクションを強くかけて、それによってボケる分をシャープネスを強くかけることで補うか、ノイズリダクションを強くかけず、シャープネスをかけないことでノイズを目立たせないか、は好みによります。前者の方がパッと見の見栄えは良いですが、エッジと平らな部分の差が不自然なので、私は後者が好みです。
追記:日中屋外の写真ならそれで良いのですが、夕方以降、感度1600以上の写真を解像度の低下を最小限に抑えつつノイズを消すという点ではDxOの方が優れています。
最近気づいた問題点として、暗いとピントが合わないことがD90よりも多い気がします。一つの理由として、D90はちょっとでも暗いとAF補助光が光っていたと思うのですが、D7000はかなり暗くなるまで光らないようです。もう少し明るくても光った方が良いと思います。

RICOH GXR+GR LENS A12 28mm F2.5
NIKON D90と同じAPS-Cセンサーに、単焦点レンズを組み合わせていますから、写りだけならズームレンズのNIKKOR 16-85mmよりも綺麗です。 手振れ補正はありませんが、レンズシャッターですので、ミラーアップしてフォーカルプレーンシャッターを動かす一眼レフと比べれば手振れしにくいです。
但しコントラストAFがあまり速くなく、少し暗くなると不正確になり、夜景の点光源だと全く合わなくなります。 またD90と同じセンサーなのでD7000と比べると高感度ノイズも多く、低感度側もISO200までしか下げられないのでD7000のISO100と比べればノイズが多いです。
従って、撮影者が撮りたいものを撮るのではなく、このカメラが綺麗に撮れるもの、具体的には昼間の風景を撮る、という使い方になります。 単焦点レンズなので画角に合わせて撮るのが当たり前なのかもしれませんが、それ以外を撮ると「D7000で撮れば良かった」と後悔することになります。 D7000と比べれば小さく持ち運びしやすいですが、コンパクトデジカメと比べれば大きいですし、コンパクトデジカメならズームも使えます。 勿論画質はコンパクトデジカメより圧倒的に良いのですが、遠くの小さいものをこのカメラで撮ってトリミングするくらいなら、コンパクトデジカメのズームの方がマシです。

Canon Powershot S95
この小ささのコンパクトデジカメの中では一番綺麗に撮れます。手振れ補正が強力なので、少々暗くても動いていない被写体ならシャッター速度を落とすことで感度を上げずに撮れるので綺麗な写真が撮れます。 D7000やGXR A12ほど綺麗には撮れませんが、どんなに綺麗に撮れるカメラでも撮りたいときに手元に無ければ撮れないので(仕方なく携帯電話のカメラで撮ることになります)、小さくて常に持ち歩けることも重要です。 RAWで撮れるので、パソコンでデジタル一眼レフ同様の処理ができます。レンズの歪曲収差が大きいですが、JPEGでは補正されていますし、DxOでも補正できます。

Nikon|技術・研究開発|VR(手ブレ補正)システム
サポート対象レンズプロファイル(Photoshop Lightroom 3/Photoshop CS5/Camera Raw)

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