K20Dのダイナミックレンジ拡大はマイナス露出補正と似ているけれど違うそうです。ISO100の露出補正-1とISO200の露出補正なしは、受光素子に当たる光は同じです。それをISO100露出補正なしの時と同じように処理すれば露出補正-1として1段暗い写真になり、途中のどこかで1段明るくする処理をすればISO200で露出補正なしの明るさの写真になります。だから、明るく処理する時に工夫して、暗い部分は普通に1段、明るい部分は飛ばないように押さえ気味に1段未満明るくしているのではないかと思います。 ではどの部分、具体的に言えばA/D変換の手前と後のどちらで明るくしているのでしょうか?普通に感度を上げた場合はノイズ増加を防ぐため、A/D変換の前、受光素子のすぐ近くでレベルを上げていると思います。でもダイナミックレンジ拡大をここでやると、例えば赤い花は赤はレベルが高いからあまり上げず、青は暗いから普通に上げる、ということになって色相が変わってしまいます。ですからA/D変換後、RGB全てを見て、少なくとも一つのレベルが高いなら、その部分はどの色もあまり明るくしない、という処理をしているのではないかと想像します。ISO800なら本来はA/D変換前に3段上げるべきですが、変換前は2段だけ上げて、変換後に飛び具合に応じて1段までの適切な幅で上げている、と考えると辻褄が合います。ダイナミックレンジ拡大を使うと暗い部分のノイズが増えることも含めて。
ノイズ低減にはかなり気を使った動作をするそうです。 AFは相変わらず駄目みたいです。
CPUを内蔵しないDistagon28mm/F2.0をつけてISOオートにした場合、どれくらいシャッター速度が遅くなると感度が上がるか試してみました。 |
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