2009-01-05

RAW現像

SILKYPIX 機能紹介 -レンズ収差補正-倍率色収差を補正する量を自動的に決めてくれるそうです。
SILKYPIX 製品情報 新機能紹介少し古いですが詳しいです。
倍率色収差は見た目で、境界に色が出ていれば、それを消すように調整すれば良いので、ソフトで自動的に修正しやすいです。特に色が出るはずの無い境界を指定出来れば、手動でパラメータを調整するより自動の方が良いと思います。
一方歪曲収差は、レンズのせいで曲がっているのか被写体が元々曲がっているのか、ソフトには判断できないので、レンズのデータに基づかないとパラメータの自動設定は出来ないと思います。その点でNikonのCapture NXとかCanonのDigital Photo Professionalなら出来るようです。
PENTAX digiichPENTAX PHOTO Laboratoryは内部処理はSilkypixとおなじなのですが、パラメータは手動で決めなければなりません。
写真道:RAW現像プラグインの「偽色の低減」で色収差が低減ありえる話ですね。
ここに書かれている
写真道:明暗差が中間の被写体でRAW現像補正事前対処:全コマをアンダー気味で撮影する
には私も同感です。確かに画像処理をする時にはノイズとの戦いになるので、アンダー気味で撮ってノイズに埋もれるのは嫌なのですが、飛ぶよりはマシですし、DotByDotで見ない限りは多少のノイズはディザと看做せない事はないです。苦しい言い訳ですが。
最新のデジタルライフ情報を探すなら、MSNデジタルライフNikonのカメラを使うならCaptureNXが良さそうですね。アクティブDライティングもCaptureNX以外では使えません。
RAW現像ソフトの比較:BD-1と写真と仕事の日々:So-net blogうーん、白飛び、黒潰れにはLightroomの方が良さそうで、使い分けが悩ましいです。まぁ持っていないので悩みようがないのですが。

DMC-G1は本体内で倍率色収差、歪曲収差だけでなくパープルフリンジも補正しているようで、Silkypixで現像しても本体内で作ったJPEGのようにするのは難しいです。やはりこのカメラはコンパクトカメラのように、本体内で作ったJPEGをそのまま使うのが良さそうで、そうなると「白とびを避けるためにマイナスに露出補正をして後から明るく修正する」のもほどほどにしないと、元々の階調が256しかないのでジャンプしてしまい、ヒストグラムが櫛状にになります。ブログに載せる時には4000x3000を800x600へ1/25縮小していますので、25ピクセルの平均を求める時点で櫛は一応埋まりますが、グラデーションは滑らかになるのでしょうか?(追記:これは完全に間違いです。多くのソフトで使われているバイキュービック法などではこのようなアルゴリズムを使いません。最近のようにやたら画素数が多い画像なら、平均法が良いと思うのですが…)プリンタのように、点の粗密を使って256階調では表現しきれない階調を表現していたら、ジャンプした後で平均化することで途中の階調を再現できそうです。一方近似階調に丸められていたら、平均化してもジャンプはそのままです。実際は256階調では表現しきれない途中のレベルを平均とするノイズ変動を256階調に丸めていると思いますので、前者に近く、多分平均化で滑らかなグラデーションは再現できるように思いますし、そのためにはノイズは残っていた方が良さそうです。ディザリングみたいなものでしょう。
そう考えるとノイズ除去が必要になるのはシャープネスをかける時にノイズまでシャープにしないようにかけるとか、JPEG圧縮する際にノイズまで正確に再現するためにファイルサイズが大きくなるのを避けるくらいで、編集する素材としてはノイズは除去していない方が良さそうに思えてきました。印刷するなら印刷する時にノイズ除去を指定できますし、ブログに載せるなら1/25に縮小しても残るような大きなノイズはどうせ除去できないでしょうから。
このブログは長辺が400を超える画像は縦横比を保ったまま長辺が400になるように縮小して表示され、クリックすると元の大きさの画像が表示されます。ですから長辺が400の倍数の画像だと縮小が整数比なので綺麗です。それで私は長辺が800の画像を載せています。短辺が偶数なら縦横が1/2に縮小されるのですが、短辺が奇数だと丁度1/2にはなりません。この部分を綺麗に縮小するには、まず「仮に縦横比を保ったまま長辺を400に縮小すると短辺はいくらになるか」を調べて、短辺がその2倍、長辺が800になるように縦横比が少々違っても縮小しておけば良いです。
追記:縮小に関してはローパスフィルターに、現像ソフトに関しては今年使った現像ソフトDxO Optics Pro 6Silkypix Developer Studioなどを書き足しました。

現像に話を戻して、Silkypixはパラメータを変更すると、一旦変更後のパラメータで画像を荒く表示して、しばらくすると高品位になりますので、ノイズ除去の具合をパラメータを変更しながら見比べるのが難しいです。その点はLightroomの方が良いので、DMC-G1ならJPEGをそのまま使い、NikonならCaptureNXを使い、それ以外の機種のみLightroomを使うのが良さそうです。

2月17日追記
LUMIX G1におけるRAW現像時歪曲補正 デジタル一眼を比較してみるブログ/ウェブリブログ
G1のRAWファイルにも、歪曲収差補正用のデータが入っていて、LightroomやSilkypixではその情報に基づいて補正しているようです。だからJPEGを弄るのではなくRAWから現像しなおしても歪曲収差補正情報は活かせます。以前、本体生成のJPEGと比べてSilkypixではパープルフリンジが残る、と書きましたが、これはレンズ情報から消せるものではないので単に画像処理エンジンの違いでしょう。

LUMIX DMC-LX3とRaw Therapee Raw Therapeeを使うと補正がかからないので、どれくらい補正されているか分かります。
Raw TherapeeについてはDW11Nov757が詳しいです。ちょっと古いけど。
RawTherapee:首里高校36期写真部のBLOG

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