2007-10-10

For文を用いた計算

  1. Excelセルに書き込んでいるだけではデータ解析の準備にならないので、今度はセルに書かれた数字を計算してみましょう。ExcelのA1,A2,A3セルに好きな数字を入力してください。その数字を合計して、別のセルに表示する「練習2」というプログラムを書きましょう。既に書いた「練習1」プログラムの「End Sub」より下をクリックして、「sub 練習2」と入力してEnterを押してください。
     Sub 練習1()
     ...中略...
     End Sub
     


     Sub 練習2()

     End Sub
    となったと思います。
    ここに
     x1=cells(1,1)
     x2=cells(2,1)
     x3=cells(3,1)
     sum=x1+x2+x3
     cells(4,1)="合計"
     cells(4,2)=sum
    と書いて、プログラムを実行してください。正しく合計を計算できた人は、それぞれの行の意味を考えてください。

    このプログラムはこのままでも動きますが、プログラムの先頭、つまりSub 練習2()とx1=cells(1,1)の間に
    dim x1 as single, x2 as single, x3 as single, sum as single
    という行を入れてください。このdim文は

    • プログラムミスの発見を容易にする
    • 必要な計算精度を確保する
    • 不必要に計算精度を高めることによる速度低下を防ぐ
    ために重要です。主な変数の型を整理しておきます。
    Integer
    整数型:1,2,3のような整数を記憶します
    Long
    長い整数型:Integerより広い範囲の整数を記憶できます
    Single
    単精度浮動小数点型:3.14のような小数も記憶できます
    Double
    倍精度浮動小数点型:Singleより精度が高いです
    String
    文字型:文字列を記憶します
    1+2+・・・+10を計算するにはどうすればよいでしょうか。直接式を書くと 長くなるので、まず
    wa=0
    としておいて
    wa=wa+1 (この時点でwaは1)
    wa=wa+2 (この時点でwaは1+2)
    wa=wa+3 (この時点でwaは1+2+3)
    wa=wa+4
    wa=wa+5
    wa=wa+6
    wa=wa+7
    wa=wa+8
    wa=wa+9
    wa=wa+10
    とするとwa=1+2+3+・・・+10になります。10回繰り返すのですからFor文を使いたいと思います。皆さん考えてみてください。

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